「もう夕方ですよ…」
彼は空を見上げた。
「違うっ!真面目に答えてよっ!」
私は思わず彼に怒鳴り付けてしまった。
彼はとても驚いた顔をして、私の方を見た。
しまった……言い過ぎた……
「あっ…えと…ごめんなさい。」
私がペコッと頭を下げると彼はクスッと笑った
「いえ、もう日が暮れる。帰ろう…。君、名前は?」
「…鈴奈です!坂本 鈴奈…」
「鈴奈さんっ!」
彼はニコっと笑って坂をかけ上がった。
そこに広がった沢山のひまわり……。
「素敵な名前ですね。」
「………っ//」
フワッと香る夏の匂い。
彼の綺麗な鈴がリーンと音を鳴らす。
その優しい笑顔と暑い季節にときめいた。


