ツバの付いた帽子をかぶってて……
学ランみたいなカーキー色の服装…。
私に手を差し出してくれた彼の鞄には
綺麗な鈴がついていた…。
「行きましょう…ここは又、
いつ戦場になるか、分からない…。」
「えっ…?戦場?」
私はポカンとして彼を見つめた。
彼は又、悲しい顔をした。
「沢山の人が殺されたんです…。
爆弾や火薬、鉄砲…あらゆる手段で……」
「えっ……?」
「この世の中は狂ってる。何でこんな戦争を
好むのか。たった1つの命を粗末にするのか…」
彼の悲しむ顔を見て私は確信した。
これはドラマの撮影とかそんなんじゃない。
これは現実だ………
でも、それなら………
「ねぇ…今はいつなの……?」
私は彼の方を向いて手を取った。


