「どうしたの?終平……?」
私は終平の前の椅子に腰を下ろした。
「僕…通夏さんから聞いたことがあるんです。」
「えっ………?」
「僕…どうやらどこの誰か知らない………。村の人も会ったことがない。そんな凄いお医者様に腹を切って直して貰った傷跡が残ってるって……」
終平はティーシャツを捲り上げて、
私にお腹を見せた。
「神のようだと……神がお助けに
なったんだと医者は騒いでいました。」
終平はクスッと笑って捲り上げたティーシャツ
を下に戻そうとした。
だけど、私はそんな終平の動きを止めた。
「待って………!」
私は席を立って、終平の方を見つめた。


