ーーーカランコロンっ…
と鈴だと思えないような音が鳴る私の鈴……。
『いずれか分かる事だから話しておこう。』
そう言ってお父さんは眼鏡を
かけて私の前に腰を下ろした。
『鈴奈ちゃん…私達は貴方の本当の親じゃないの。』
お母さんは悲しそうに私をじっと見つめてた。
私は思わず下げていた顔を上げて笑った。
『あははっ……薄々感ずいてたんだ。だって…
私の小さい頃の写真なんて全然無いしさ…。』
私は泣くのをこらえて必死に笑っていた。
『鈴奈ちゃん……』
お母さんは涙を溢した。
泣きたいのは私の方だよ…お母さん………。
私が唇をグッと噛んで下を向いていると、
お父さんが急に席をたって、
棚からあるものを持ってきた。
『これはお前が保護された時に持っていた物だ。』
お父さんは私の手のひらに
コロコロッ…と音を鳴らす鈴を乗せた。


