「ひまわり畑っ…。」
私は家を飛び出して、走った。
むせ返りそうな位、暗い夜空。
心を泣かせる痛々しい死体がまだ残っていた。
「蛍くーんっ!」
もうすっかり日の落ちた空が私を嘲笑う。
終平は困ったように私の方を見ていた。
「どこにいったの…」
私は何故か泣き出しそうになった。
でも、終平は私の頭を優しく撫でて笑った。
「大丈夫…蛍くんはきっと生きてます。」
何でだろう…
その優しい笑顔と声だけでホッとしてる…
「本当に…?」
私は泣きそうな顔を必死に堪えて上を向いた。
すると、終平は
「大丈夫…鈴奈さんが信じているなら…。」
と泣きそうな顔で笑った。


