「あっ…あの、貴方の名前は…?」
私は彼の後に続いて
ひまわり畑の間を通り過ぎていく。
「僕は終平(シュウヘイ)。」
「終平……」
なんだか昔の人の名前みたい…。
服装も変わってるし……
もしかして、ここは戦争時代?
「ところで、鈴奈さんの家は…?」
私は終平に言われた言葉に思わずハッとした。
ここがもし、戦争時代なら、私の家は…………
「………」
「鈴奈さん…?」
帰る場所ないよ……。
私が少しうつ向いていると、終平は
私の手を取って、悲しい顔をした。
「ごめん…聞かなければよかったね。大丈夫。僕の家に来ればいいよ。」
「あっ…」
そんな顔させたかったんじゃないんだけどな…
私はそのまま、終平に手を引かれて
ひまわり畑の間を抜けて、隣の村にやって来た。


