朝の病院はとても静かで
今はただ泣き声が聞こえるだけだった。
おばぁちゃんは早朝に亡くなったから
その日の夕方に御通夜があるらしい。
その為にもう病院を出て行かなくてはならない。
うちは思い出した。
家に帰りたい・・・
おばぁちゃんはよくそう言っていた。
「おばぁちゃん家に帰りたいって言ってたじゃん」
「そーだな。家に一端帰ろうか。」
ごめんね。起きてる時に家に
帰らせてあげれなくて。
帰りたかったよね。
ごめんね。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…