「じゃあ、何するか決めたいと思います。
意見ある人、手挙げて下さい。」

まぁ、なったもんはしょうがないよね。

「はーい。
蒼と桜汰がいるから、ホストクラブとかが良いなー。」

横を見ると、絶対嫌だって目で見てくる。

「えーと、他には?」

「はい!
男女逆転カフェがしたい!」

あ、ちょっと楽しそう。


「それ、いーな。」

「えー、ホストクラブが良い!」

「だって、ホストだと蒼達に勝てないし。笑」

「どーせ、勝てないでしょ!」

ギャーギャー

ギャーギャー

‥盛り上がってきちゃった。

収集つかないよ。


「じゃあ、多数決とろーぜ。」

蒼が言った。

「ホストクラブが良い人。」

15人。

皆、女子。

蒼達に興味のない子は挙げてないけど。

「男女逆転カフェが良い人。」

21人。

意外にも、男子皆挙げてるし。

「じゃあ、男女逆転カフェに決定!」

女子は残念そうだった。



次の日からは、大忙しだった。

『実行委員の代表二名は、多目的1に集まって下さい。繰り返します。‥』

もちろん、アタシと蒼が代表。

まぁ、桜汰と六花は巻き込んだに近いし。


「蒼!
行こ!」

「へいへい。
マジで、めんどい。」

忙しすぎて死にそう。

4人でこの忙しさってなんなの?!