「あ、あたし笑ってないよ!?」 本当に笑ってない!………はず 「俺にとって恥ずかしい欠点を聞いてどう思ったの?」 ヒロくんはグイッと顔をあたしに近づけた 顔の距離は数センチ 「ヒロくんっ、か、顔近いよーっ」 「えー?……昨日の夜のほうがもっと近かったと思うけど?」 なんて言って、余裕の笑みを見せる 「………」 「何にも言わないと、キスするよ?」 「………」 「花ちゃんは、イケない子だね」 ―――チュッ