あたしと3人の王子様*




「なにそんなに驚いてんだよ~」




遥斗は相変わらずヘラヘラ笑ってた




「花ちゃんって遥斗のことスキなんじゃねーの!?」

「はぁ? 花、俺になんか興味の欠片もないし......」




なんて言いながら泣きマネをする遥斗




うわー、完璧に俺の勘違いだったぁ~




「つーか、俺、カノジョいるし!!」

「へー。」

「え、それには無関心なの!?なんで!?」




遥斗ってムダに明るいしアホだし




でも俺がキライとか言っても、ちゃんと普通に接してくれるし




イイ奴なんだな!




「俺、遥斗のことスキーっ」

「まじで!?意味わかんないけどうれし~♪」




あ、俺はバイではない。うん。違う。