あたしと3人の王子様*





「花、心配したのよ?」




お母さんは、泣いていたのか

目が少し赤かった




「心配かけてごめんなさい……お母さん、あたしもう子供じゃないんだよ?」

「え?」




あたしはもう何があったかわかってしまった




なんで、あたしにお父さんがいないのか




「あたし、DV…受けてたんだね……お父さんに」

「………黙っててごめんなさいね、言わないほうが花のためだと思ってたの」