あたしと3人の王子様*






「だからさ、今度は俺がヒロの大事なモノを壊す番」




――ゾワッ




口の端をニッとあげた弟さんが

すごく怖く見えた









激しく鳴る心臓




迫り来る恐怖




抵抗することができないこの状況




視界が途絶えたあたしの中に……




なにこれ?

昔の……あたし?