「それで、花の話って?」
愛花の話を聞いて
今言うべきか、判断力が鈍る
「花、言わなきゃなにもわかんないよ?」
「うん……言うね」
のどに何かが突っかかってる気がする
心臓の音が聞こえる
「あたし……
祥太に告白されたの!」
下を向いて瞑っていた目を少しだけ開いて
愛花の顔を見た
「え!祥太って花のこと好きだったの?
あっぶなーい。危うくフラレるとこだった」
ん?
愛花が心配するのってそこ?
「なーに?その微妙な顔!」
「そんなことあったら、あたしとの関係を心配しないのかなって思って……」
愛花にとって、あたしとの友情って
そんなにちっぽけなものなのかな?
それだったら悲しい……
「何言ってんのー?そんなわけないじゃん!
そんな心配しなくたって、あたしと花の仲が そう簡単に壊れるわけないでしょ!」
この言葉にすごい説得力を感じたのと
言葉に表せないくらいの安心感を持った

