あたしと3人の王子様*





「それで、花の話って?」




愛花の話を聞いて

今言うべきか、判断力が鈍る




「花、言わなきゃなにもわかんないよ?」

「うん……言うね」




のどに何かが突っかかってる気がする




心臓の音が聞こえる




「あたし……

 祥太に告白されたの!」




下を向いて瞑っていた目を少しだけ開いて

愛花の顔を見た




「え!祥太って花のこと好きだったの?
 あっぶなーい。危うくフラレるとこだった」




ん?

愛花が心配するのってそこ?




「なーに?その微妙な顔!」

「そんなことあったら、あたしとの関係を心配しないのかなって思って……」




愛花にとって、あたしとの友情って

そんなにちっぽけなものなのかな?



それだったら悲しい……




「何言ってんのー?そんなわけないじゃん!
 そんな心配しなくたって、あたしと花の仲が そう簡単に壊れるわけないでしょ!」




この言葉にすごい説得力を感じたのと

言葉に表せないくらいの安心感を持った