あたしと目が合うと
口をポカーンと開けている男の子
ん?
あたしの顔になんかついてるのかな?
そう思っていると、あたしの方にスタスタ歩いてきた
え!あたしの方に来てる!?
な、なんで!?
祥太と身長が同じくらいの男の子は
あたしの背が低いのを気遣ってか、目線を合わせてくれた
「俺、相川 弘!
ヒロって呼んでね?」
男の子はニコッと笑った
人懐っこい感じで、笑顔がカワイかった
「あ、あたしは白石 花!」
「花ちゃんかー......」
そう言いながら、ヒロくんはあたしのことをじーっと見てくる
な、なにこれ!なんか恥ずかしいよ......

