祥太が自転車をこぎ始めた ……あれ? スピードは速いけどこの前みたいに揺れない 気を使ってくれてるのかな…? 「あっぶねー、間に合った」 「ありがとね」 「いーえ…つーか、密着しすぎなんだけど、あちぃ」 「あ、ごめん」 祥太は本当に暑かったのか、耳が真っ赤だった そんなに暑かったのかな? 今日は風もあるし気持ちいいのに…