祥太に勢いよく引っ張られ、路地の壁に挟まれた
身長差が30センチもあるせいか、見下ろされる角度がハンパない
「俺、なんか花に嫌われるよーなことした?」
キライ?あたしが祥太を?
「あたし、嫌いになるよーなことされたっけ?」
「はぁ!?今、俺がそれを聞いてんだろ!」
翔太は、怒るを通り越して呆れている様子
「じゃあなんで断ったんだよ」
「え?だって、祥太は愛花が好きなのにあたしと帰っちゃだめだって思ったからだよ?」
「……」
え? ちょっとシカトは悲しいからやめてほしい
祥太はというと呆れすぎて言葉もでないっていう顔をしている
あたし変なこと言った?
言ってないよね?

