あたしと3人の王子様*





走って校門を出たすぐの角を曲がったとき―――




―――ドンッ!




「いてて…」




今日はよく人にぶつかるな~




「あの、ごめんなさい」




顔をあげると―――




「何に対してのごめんなさい?
 ぶつかったこと、それとも―――」




一気に体中の血が引いていく




「俺に嘘ついたこと?」




そこには最上級に不機嫌な顔をした祥太がいた




「え、えっと…あの、これにはワケが…」

「どーゆうワケ? 詳しく聞かせてもらおうか」




―――グイッ!




「きゃっ!」