走って校門を出たすぐの角を曲がったとき――― ―――ドンッ! 「いてて…」 今日はよく人にぶつかるな~ 「あの、ごめんなさい」 顔をあげると――― 「何に対してのごめんなさい? ぶつかったこと、それとも―――」 一気に体中の血が引いていく 「俺に嘘ついたこと?」 そこには最上級に不機嫌な顔をした祥太がいた 「え、えっと…あの、これにはワケが…」 「どーゆうワケ? 詳しく聞かせてもらおうか」 ―――グイッ! 「きゃっ!」