あたしと3人の王子様*





「ちょ、ヒロくん何してるの!?」




あたしはバッとヒロくんから離れる




「何って…チューだけど?」




いやいや!




ここ廊下ですけど!?




「誰かに見られてたらどーするの!?」

「大丈夫だって、もう昼休み終わるからみんな教室行ってる」




辺りを見渡すと、確かに人が少なかった




「それに俺ら、秘密の関係だろ?忘れた?」




そうだ、ヒロくんが学校でこーゆうことしてくるかもって警戒するのを忘れてた




「でもヒロくんのおかげで少し元気になれたかも!ありがとう」

「なにその笑顔…不意打ちなんだけど」

「え?」

「なんでもない」




よく聞き取れなかったけどまぁいっか!




あたしたちはそれぞれのクラスに戻った