審判のあげている旗の色は 赤。 私の方だ。 拍手の音が遠くに聞こえる。 私が...一本とったんだ。 「二本目!」 余韻に浸る暇もなく、すぐさま試合が再開された。 私は内心焦っていた。 自分が一本とった。これを守り切れば勝ち。 相手からすれば、一本とってもやっと引き分け。 だけど負けにはならない。 相手はとりにくる。間違いなく。