──楓Side──


祈り織ちゃんがペンを取った瞬間、なぜか僕は笑ってしまった。


それはみんなも同じ。


きっと棗君意外のみんなは祈織ちゃんの存在自体が気になっているのだろう。


まぁ、僕も気になるけどねぇ~


だってあの棗君が選んだ女の子なんだもん。


棗君が女の子選ぶなんて初めてだからね。