吸血鬼たちに甘く囁かれて

「楓君プール行こ」


「!!うん!早く行こう!」


……それはもう花が咲いたような笑顔で私の腕を引っ張って……


ん?


腕を引っ張って……?


っ!や、やばい楓君が私の腕を引っ張りながらものすごい勢いでプールに向かってる!!


私はもっとのんびりと穏やかに入ると思っていたのに……


サ──、


と少し血の気が引くような感覚になる。