吸血鬼たちに甘く囁かれて

「ん~じゃあ、言葉変えるわ……。祈織ちゃんの血がほしいから俺が舐めている。」


「だからって……」


私の手を取っている影君の手が熱い……


「……だめ、こんな少しずつじゃ満足できない」


また意味のわからないことを言っている。


だって別に私はあなたを満足させたいわけじゃないんだから。