そういうわけで、我が椎名家では、とっくの昔にお兄ちゃんはミユちゃんを自分のものにしていると思っていたんですが。
色恋沙汰には疎い、純粋でかわいいミユおねえちゃんと、変なところで慎重すぎて奥手なお兄ちゃんは、高校生にもなってちんたらしていたらしいのです。
ほんと、どう見たって両想いだったのに、どこまでこじらせてたんだか。
とはいうものの、めでたくお付き合いを始めたということで、ほっとしてたんですが。
………はたから見ていて、二人の仲は、まっっっったく、進展する気配がなかったのです。
このままじゃ、ミユおねえちゃんを、どこの馬の骨とも分からない男に奪われてしまうかもしれない!
お兄ちゃんのお嫁さんになっていいのは、ミユおねえちゃんだけなのに!!
焦った私は、とうとう、行動に移ったのです。
色恋沙汰には疎い、純粋でかわいいミユおねえちゃんと、変なところで慎重すぎて奥手なお兄ちゃんは、高校生にもなってちんたらしていたらしいのです。
ほんと、どう見たって両想いだったのに、どこまでこじらせてたんだか。
とはいうものの、めでたくお付き合いを始めたということで、ほっとしてたんですが。
………はたから見ていて、二人の仲は、まっっっったく、進展する気配がなかったのです。
このままじゃ、ミユおねえちゃんを、どこの馬の骨とも分からない男に奪われてしまうかもしれない!
お兄ちゃんのお嫁さんになっていいのは、ミユおねえちゃんだけなのに!!
焦った私は、とうとう、行動に移ったのです。



