ーーーあぁ、信じられない。




なんてことだ………。





僕は絶望感に打ちひしがれつつ、空を仰ぎ、両手で顔を覆った。






やっぱり遊園地なんて、来るんじゃなかった。




最初から、嫌な予感はしてたんだ。




それなら来なければよかったのに、入らなければよかったのに。




僕は、みーちゃんを喜ばせたいという欲望に、打ち勝つことができなかった。






つまり、みーちゃんを大切に思い過ぎる僕の心の弱さが、このような最悪の事態を招いたのだ。






あぁ、人生とは、まこと、ままならないものよ。






今日この循環、僕のこれまでの膨大な努力が、すべて水の泡に帰してしまったのだ………。