しかし、まあ、そんなことを考えていても、貴重な時間とエネルギーを空費するだけなので。




僕は溜め息をついて気分を入れ替えると、つい先日終わったばかりの二学期末考査のテスト問題を取り出した。




あの馬鹿みーちゃんのことを思うと腹が立つだけなので、テストの復習でもして気を紛らわそう。






最も点数の悪かった現代文の答案を机の上に広げて、じっくりと見直してみる。



現代文というのは暗記のウェイトがほとんどない科目だけあって、逆にミスが出やすいものだ。





選択問題ならまだしも、説明記述問題となると、どうにもやりづらい。



本文を綿密に読み込んで、説明に書くべきポイントをどれだけきっちりピックアップしたつもりであっても、いくつかは漏らしてしまうことがある。





そういった詰めの甘さを無くしていかなければ、僕の目指す完璧な答案を作り上げることは難しいのだ。





そんなことを考えながら、今回のテストでの敗因を探っていると。