「ありがと」 ハァ……。 座ってるのも辛いなんて……。 肘掛けにもたれ掛かるようにして体をソファに預けた。 「玲奈ちゃん、家の方呼んだから。今日は帰って休んでね」 陽平が窓に寄りかかりながら言う。 私、迷惑かけすぎでしょ……。 火照った体は悲鳴をあげ、意識もまた朦朧とし始めた。