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あれからどのくらい経っただろう。




「んっ……」



あれ……?



私の頭の上に、濡れたタオルが置いてあった。



まぁ、ほとんど乾いちゃってるけど。



きっと蓮が置いてくれたんだろう。



シャー……



カーテンを開け、フラフラする体を支え、皆のところに行った。



「おいっ、お前もしかして……!」



陵が飛びかかりそうな勢いで言葉を発する。



「ここ横になっていいぞ」



蓮が大きめのソファを指し、そこに座っていた俊くんが心配そうに私を見ながら退く。