――学校につくと激しい頭痛に襲われた。 「いっ、たい……」 これじゃ授業にも出られないな。 代理人室の扉を開け中に入ると、陵以外の皆が揃っていた。 「遅かったじゃねぇの~。陵と何かあった~?」 気だるそうにそんなことを聞かれるけど。 そういえば、昨日なんで看病のこと皆に隠したんだろ。 しかしそんな考えも、頭の痛みのせいで吹き飛んでしまった。 「ごめん、ちょっと奥のソファ貸して」