蛇口をひねり手のひら一杯に水を溜め顔を洗う。 「……っあー…すっきり…」 一番跡のついていた頬に触れると、もう跡はないように思えた。 「ちょっと休憩していくか…」 蛇口をしっかり締め、そう呟くと公園内を突き進んでいく。 そして見つけた。 木陰にあるベンチに座り空を眺めている彼女を…。