「大丈夫!サツキおにーちゃんとは、一緒に暮らせるから! だから、泣かないで翔太」 私がそういうと、翔太はぐすっと鼻を啜った後、 「……ほんと?」 「うん、ほんと。おねーちゃんは嘘つかないでしょう?」 じっと覗き込む無垢な瞳に、嘘をつくこともできないで私は強くうなずいてしまった。 「うん! じゃあ、サツキは今日からぼくらのかぞくだー」 わ、た、しの…… ばかぁあああああああああああっ!!