2日目は、クラスの人に任せてしまったから、手伝いをしに教室へ。
人手が足りなくて困ってるの!と女子たちに押し進められて、無理やり着替えさせられて、接客をさせられたわけだけれど。
「おねーちゃん!」
やたらと、女の人が教室を埋め尽くして、やたらと私に注文をしてくるのに疲れを覚えていた、そのとき。
後ろから名前を呼ばれて振り返ると、そこにはお母さんと翔太が立っていた。
「あ、来てくれたんだ」
「うんー!サツキにさっき会ったよ!なんかねーウサギの着ぐるみ着てた!」
「……へ、へえ」
皐月くん一体どんな状況に。
翔太といろいろ話して───視線を外すと、ふと、お母さんと視線があう。
「……」
私は、すっと視線をそらしてしまった。
たぶん今、お母さんと話せるほど心の余裕が、ない。
そんな私たちを察したのかもしれない、翔太は私の腕を引っ張ると。
「おねーちゃん、いっしょにまわっろー」
と、教室から引っ張って行ってくれた。



