「……いたっ……」 何? プラスチックでもぶつけられたような痛みに、足元をふと見下ろすと───ゆりのお弁当箱がお弁当袋に入れられて、落ちているのが見えた。 頭を押さえながら、それを拾おうとかがみこんだ、そのとき。 「───皐月くんのっ、 ばかぁあああっ!!」 ゆりの、声がした。 今までに聞いたことがないほど、大きな声で、叫んていて。