やばい、可愛すぎ。



***


頭が真っ白になるあの感覚をまた味わうなんて、思ってもいなかった。


皐月くんを見るたびに、あんなに熱くなっていったのがすうっと凍えたように、冷たくなって。



痛い。


痛い。


ぽっかり、穴が開いてしまったみたいに。ずっと、痛い。


もう、皐月くんは……私に話しかけて、くれないの?


一緒に、ご飯を食べたり、一緒に並んで歩いて帰ったり、できなくなる、の?



私は、皐月くんの隣で……いられなくなる?



そう考えただけで、心をえぐられたような痛みに、私はうずくまって耐えるしかなくて。


声を押し殺して、唇をかみしめて───そのまま、朝がやってきた。


長かった朝は、いつもと変わらない。

ご飯を作って、3人で食べた。……けれど、皐月くんはいつもと変わらない朝のように、いつもと同じで。