言い切った後、私ははあ、はあと吸い込んでいた息を肩で、何度も吐き出した。
どうしよう。
勢い余って叫んじゃったけど。
だって、皐月くんのことを悪く言うから……っ。
頭の中で、水瀬くんが怒っていたらどうしようと、顔をひきつらせたそのとき。
「───ふぅん」
顔を上げると、水瀬くんは予想以上に涼しい顔だった。
爽やかな笑みなんて、一切ない、冷たい顔で。
苛立ったように、眉をひそめて冷たい刃物のような視線を私に向けて、でも切ない感情を押し込めた声で、言った。
「そんなに御影くんをかばうなんて、
もしかして、白井さん御影くんのこと好きなの?」



