やばい、可愛すぎ。



着替え終わって、重い気分のままカーテンを開けると、

まず近くにいた女の子が、


「わっ……!?」


と、大きく声を上げた。


な、何。


思わず私ものけぞると、周りにいた女子たちがいきなりポケットから携帯を取り出すと、


「ちょ、ちょっとこっち向いてくれる白百合姫」

「あーそうそう、その困った感じでっ!」


かしゃり、という写メの音がたくさん聞こえてくる。……なにこれ。写真撮影ですか。


そしてみんな写真を撮ったかと思うと、撮った写真を眺めてほわああと口を開いて見入っている。


「うわ、なんか負けた気分」


着替えている間に指示をしていたらしい、水瀬くんが苦笑いでこちらにやってくる。


「……私は、いつまでこうしていれば」


「あーまって動かないでっ」


「……」


居心地が悪くなって、足を進めようとしたら携帯を構えていた女の子に止められてしまった。