やばい、可愛すぎ。



───ピピピ。


目覚ましの音に、私はむくりとだるい体を起き上がらせる。


カーテン越しから漏れる、眩しい光に目を細めた。


ベットから降りて、自分の部屋から出る。


リビングのドアを開けると、まだ肌寒い空気がまとっていた。


近くにあったリモコンで、テレビをつけて、テーブルの上にかけておいたエプロンに袖を通した。



冷蔵庫から野菜とお肉を取り出して、弁当の準備。


昨日はお肉が安く買えたから、アスパラの肉巻き。

ご飯は昨日の支度しておいたから、スイッチを入れて炊き始める。


昨日の残りの筑前煮をお弁当に添えて、余った隙間にプチトマトを入れる。




一通りの支度が終わったところで、私は一階の一室へ向かった。