翔太もそろって、3人で腰かけて手をあわせる。
「いただきます」
「いっただきますー」
「……い、ただきます」
ゆりがよそってくれたスープを一口飲んでみると、
しょうがの独特のツーンとした味わいと、温かくて、懐かしい味が口いっぱいに広がる。
ぼーっと昨日のことを思い出しながら、一口一口入れていく。
格別上手いってわけではないけれど、その味は心にしみていくようで、
なぜだかちょっとだけ泣きそうになってしまった。
ご飯を食べ終えると、俺はシャワーを浴びた後、自分の部屋に戻って着替えをした。
学校は、……まあ、今日くらい休んだって出席日数には響かないだろ。
着替え終わってドアを開けると───制服姿のゆりがあ、と小さく声を漏らして、俺を見上げている。
「……病人は大人しく寝るのが一番ですよ」
「もう、別に平気だって」
「着替えまでして、どこに行くつもり」
ゆりの顔が険しくなっていくのを見ながら、はあ、と小さくため息をつくほかなかった。



