「人の寝込み襲うなんて、ゆり大胆ー」
「からかう余裕があるなら、黙って寝てなさい」
ゆりはきっと俺を睨みつけた後、思い出したように、
「薬は机のうえに置いておいたから。
あ、ゼリーも買ってきたよ何か食べたいのある?」
「何があるの」
「えーっとみかんとさくらんぼとミックス」
「みかん」
「じゃあみかん置いておくね」
ゆりは隣にあったスーパーの袋から、みかんゼリーを取り出すと一緒についてきたプラスチックのスプーンと一緒に机に置いた。
かち、かち、かち。
部屋の時計がなっているのが、聞こえる。
それをぼーっと聞きながら、ゆりがほかにスーパーで買ってきたものを机に置いている後ろ姿を見る。



