「はい、じゃあとりあえず席座ってー出席とるから」 そして帰り、図書室。 先生が前のホワイトボードの前に立って指示をする。 「白井」 「はい」 「水瀬」 「はい」 長机の挟んで向こう側の、水瀬くんが返事をする。 そして─── 「御影」 「はい」 ……私の隣に、なぜか皐月くんが座っている。