「っ……! アンタがっ、男苦手なくせにあんな奴にほいほいついていくから、 だから俺は───っ」 そこまでまくしたてるように口にして、御影くんはぅっと言葉を詰まらせる。 困ったように眉をひそめて、ため息をついてちっと舌打ちをして、 「……あいつに」 と、言葉を続ける。 「……ぇ?」 「あいつに……なにもされなかったわけ」 どうしてだか、御影くんの白い肌はうっすら桃色に染まっているように見えた。 こんなに慌てて走ってきたからかな? 「ぇ、あうん……大丈夫です」 「そう」