「───」
ぎゅう、と胸が締め付けられたような気がした。
たぶん、これはきっと……男の子に触れられているから……そうだ、きっと。
だからこんなに───御影くんに触れられたところが、熱い。
引き寄せられた体が───熱くて、恥ずかしくて、不安で溶けてしまいそう。
「…………ふぅん。……まだ、白井さんはそっち、か」
水瀬くんは聞き取れないほどの小さな声で、ポツリとそうつぶやくと、
「んー今日のところはお暇しようかな。俺は邪魔者になりそうだし。
……じゃあね、白井さんまた」
ひらひらと手を振って、あっさりと教室を後にしたのだった。



