小さく震えているのに、そっと白井の細い指が俺の頬の絆創膏に触れる。 その瞬間───どきり、と心臓が大きく脈を打った。 「───っっ」 「……御影くん?」 思わず、俺は勇気を振り絞ってみてくれている白井の顔を、そらしてしまった。 あーもう、本当に。 本当にっ、こいつ分かってんのかな。 らしくもなく赤くなっていく顔を見られたくなくて、 俺は口元を手の甲で押さえて───それから、心とは裏腹の冷たい声が出てしまう。 「……なに」 「御影くん怒って、る?」 「別に怒ってない」