完全、俺の話題でからかおうと企む高梨を無視して、 はあ、とあくびを噛み殺す。 「うっすい反応だなぁー。 なあそのシライサンって人に女いた、女!」 「さあ」 「ねえどんな子!?どんな子!? 可愛い?美人?」 「知らない」 バンバン、勢い余って机をたたく高梨を無視。 俺は机に伏せて、ぼーっと朝のことを思い出す。 ……大丈夫、じゃないよな。 さすがに、まだ一日立ったばかりなのに3人でしかも、一人子供だし。