「梨本さんが作ったチョコで死ねるなんて本望だよ」 すっ、と手を伸ばして梨本さんを衝動のままに抱きしめる。 ぎゅっと逃がさないように。 優しく、包み込んで。 「~っ!!?」 俺の腕の中で顔を真っ赤にしている梨本さんはなんて可愛らしいのだろう。 触れて、触れて、触れて。 君でいっぱいになりたい。 君も俺でいっぱいになってもらいたい。