「確かに、美和ちゃんが可哀相ですね」 奏がそう言う。 「大丈夫だよ?あたし結構走るの得意だから!」 「無理しなくてもいいんだよ?」 慈雨が心配そうにきいてくる。 「大丈夫っ!罰ゲーム、誰になるかなー?」 慈雨に大丈夫とこたえ、ふふっと笑うあたし。