空を舞う桜



…………



時間がたつのははやくて、もう放課後。



「じゃ、いくか!美和おいで」



葵がそう言って屋上から出て駐車場まで歩いた。



てか、駐車場?



「美和、後ろのれよ!」



葵がそう言いながらバイクを指差す。



慈雨達もそれぞれ自分のに乗ってる。



「え…う、うん…」



戸惑いながらもバイクにのった。



「ちゃんと掴まっとけよ?」



そう言った瞬間バイクは動いた。