「転校生の葉月美和だ!はい、自己紹介」 「葉月美和。よろしくね」 なにを言えばいいのかわからずそれだけ。 でも教室は騒がしくなった。 「彼氏いますかー?」 ときかれてわからないからいないって答えた。 でも実際いるのかな? でも会いに来ないってことはいないんだよねきっと。 そんなことを考えながら席に座った。 席は窓側の後ろから3番目の席だった。