月がキラキラと輝き、その横をたくさんの星が光ってる空の下。




あたしと優ちゃんは一緒に歩いている。




「優ちゃん」



「なに?」




名前を呼ぶと優しくこたえてくれる。




「あの、ね。記憶を失う前のあたし達の関係ってなんなの?」




ずっと気になってたこと。



「それって朝陽達も含めて、か?」



「ううん、あたしと優ちゃんふたり。」




「わりい、言えない。言うなって言われてるんだ」



「…そっか。なら、仕方ないよね。」