「…みわ…っ美和…」 優ちゃんの声は心なしか涙声だった。 優ちゃんはあたしの存在を確かめるように優しく抱き締めてくれた。 そして優ちゃんの左手はあたしの頬に触れた。 少し見つめあった後、ゆっくり優ちゃんは顔を近づけキスをした。 一度目は軽く。 二度目は深く。 自然と優ちゃんの手はあたしの後頭部にまわっていた。 「んっ…ふ…ぁっ」 三度目は二度目より深く長いキス。 そのキスが心地よくて、懐かしかった。 すると、すっと優ちゃんは唇を離すと愛しそうにあたしをもう一度抱き締めた。