空を舞う桜



晴人は焦って先生を呼びに行った。



その間俺は美和に俺のこともわからないのか?ときいた。



もちろん帰ってくる答えはわからない、の言葉。



美和に俺の名前と…美和自身の名前を教えてやった。



美和はずっと、不安でたまらないといった表情をしていた。



そんな美和に俺は何も言えず黙っていた。



なにか言葉をかけたかったが美和にとって俺は兄でなく…



知らない人…だから言えなかった。